家庭用の水サーバーが開発される前に、ミネラルウォーターを使ったサービスが日本にありました。それが「アクア・バー」と言われる水をのむためのバーです。日本で最初のアクア・バーが作られたのは西武百貨店池袋店で、「アクア・バー 源流」という名前の店ができました。開店当初は雑誌やテレビで大きく取り上げられたくさんの人が訪れましたが、現在では既に営業をやめています。
1992年になると、ミネラルウォーター市場はついに成熟期を迎え、生産・輸入量が35万キロリットルを超えたと報道されます。これは1987年に販売されたからわずか5年の間にシェアを4倍にまで増やしたという、非常に急激な成長でした。
1993年に流行したのは「エビアン」で、輸入品の500ミリリットルサイズのペットボトルが若者を中心に多く利用されるようになりました。さらに、エビアンを首から下げて歩く姿がかっこいいと言われ、専用の「エビアンホルダー」という商品まで開発をされました。ミネラルウォーターがおしゃれの象徴とされていた時代でした。
やがて、1994年になるとミネラルウォーターの専門書も販売されるようになります。「ミネラルウォーター・ガイドブック」が新潮社から販売されるようになり、現在までも増刷が続けられています。
ミネラルウォーターはやがて携帯用から家庭用の水サーバーとして、今も多くの人たちに使われるようになっています。水サーバーの登場により、さらにミネラルウォーターはシェアを大きくしていきます。